ストリーミング配信は、カメラ映像などの動画をIPネットワークに配信する技術です。
動画配信側をストリーミングサーバ、閲覧する側の装置をクライアントと呼びます。
複数のクライアントが同時に配信を受けることができます。
誰もが使えるストリーミング配信の具体的な例を3つ取り上げます。
①mjpg-streamer
Linux PCやRaspberry piがストリーミングサーバになるアプリケーションです。
サーバにmjpg-streamerをインストールし起動しておきます。
クライアントが同一LAN内にいる場合、Webブラウザにより配信映像を閲覧できます。

②IP Webcam
Androidスマートフォンがストリーミングサーバになるアプリケーションです。
AndroidにIP Webcamをインストールし、映像ストリーミングを開始しておきます。
クライアントが同一LAN内にいる場合、Webブラウザにより配信映像を閲覧できます。

③ネットワークカメラ
ネットワークカメラとはIPネットワークに直接接続できるデジタルビデオカメラです。
ネットワークカメラの画像を遠隔地から閲覧する場合、以下の図のような構成を取ることがほとんどです。
すなわち、カメラからインターネット上のメーカが提供するクラウドサーバに映像をアップロードします。
クライアントはクラウドサーバから映像をダウンロードすることにより閲覧します。
クラウドサーバはハッキングの対象となりやすいので、サービス提供企業がしっかり管理していることを確認する必要があります。
さらに重要なのは、サービス提供企業自体から情報が漏洩する心配がないことを確認しないといけません。
ここで、ネットワークカメラ自体がストリーミングサーバの機能を持つ場合があります。
この場合、クライアントが同一LAN内にいれば、クライアントはサーバを経由することなく直接ネットワークカメラの映像を閲覧できます。
プロトコルはRTSP(Real Time Streaming Protocol)のことが多いです。

mjpg-streamer、IP Webcam、ネットワークカメラとも、VNETプラスと組み合わせると、インターネットを経由したストリーミング配信が可能になります。
この方法ですと、インターネット上のクラウドサーバは不要なので、サーバ利用料が不要なうえ、サーバからの情報漏洩、サービス事業者自体の信頼性について心配する必要がありませんから大きなメリットがあります。
VNETプラスを利用したストリーミング配信がインターネット経由で実際に動いているデモ動画をご覧ください。
実演アプリケーションは、mjpg-streamer、IP Webcam、市販のネットワークカメラです。市販のネットワークカメラはVNETプラスがインストールできないので、VNETアダプタを経由した閲覧となります。
画像をクリックすると、mjpg-streamerとIP Webcamのデモ動画が見られます。
画像をクリックすると、ネットワークカメラ閲覧のデモ動画が見られます。
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