VNETプラスのセットアップは簡単です。以下の手順に沿って立ち上げてください。動画でも説明しています。
VNETオーナー(旧称VNETユーザ)の登録
VNETプラスを実際に利用する代表者がVNETオーナーの登録を行ってください。
以下の画面からオーナー登録を行ってください。
https://ntm200.com/users/member-add/plan
ドメイン名はntm200.comなので注意してください。
希望するVNETオーナー名を入力してください。
この名前は後で定義するエンドユーザのVNET IDの一部に使われます。
希望するパスワードを入力してください。
その他必要な情報を入力してください。
「利用規約」を一読のうえ、「利用規約に同意する」にチェックを入れてください。
「確認」をクリックしてください。
画面内容を確認後、さらに「登録」をクリックしてください。まだ仮登録です。
確認のメールが届きますので、指定されたURLをクリックすることにより本登録が完了します。
VNETオーナー名が他の利用者と重複していた場合は、その旨表示されますので別のVNETオーナー名で再度登録を試みてください。
VNET IDと通信グループの定義
登録を終えたVNETオーナーは、管理画面からエンドユーザのVNET IDと通信グループの登録を行います。
管理画面は以下のサイトです。
https://ntm200.com/users/login
先ほど取得したVNETオーナー名とパスワードを入力しLOGINをクリックしてください。
まずグループ登録を行いますのでグループ登録をクリックしてください。
エンドユーザは1つ以上の通信グループに入る必要があります。
デフォルトでGroup1があらかじめ定義されています。
通信グループ名に制約はないので自由に名前をつけてください。
「登録」をクリックすると、登録したグループ名がグループ一覧に表示されます。
通信グループは2つまで無料で登録できます。
次にエンドユーザのVNET IDを登録します。
「VNET ID登録」をクリックしてください。
VNET IDの後半は、“VNETオーナー名”.ntm200.comで固定です。
このようにVNETオーナー名がサブドメイン名として使われます。
VNET IDのユーザ名の部分を決定して入力してください。
ユーザ名にさらにサブドメインを追加することも可能です。
エンドユーザの初期パスワードはVNETオーナー(管理者)が決めてください。
ここで決めたユーザ名とパスワードは、該当するエンドユーザに通知する必要があります。
ワンタイム認証を指定すると、ユーザを厳しく確認することができます。
この場合は、ワンタイム認証コードを送信するメールアドレスも指定してください。
同画面中にさきほど登録した通信グループが表示されているので、どの通信グループに所属するのかチェックを入れてください。
後で設定を変更することも可能です。
登録をクリックしてください。
同様にして、すべてのエンドユーザのユーザ名を登録してください。
エンドユーザは3人まで無料で登録できます。
次に「通信グループ定義」をクリックしてください。ここは確認画面です。
縦軸に作成されたVNET ID、横軸に登録済みの通信グループ名が表示されます。
VNET IDと通信グループ名が想定通りになっていることを確認してください。
間違いがあったら「編集」をクリックして修正してください。
ただし、VNET ID自体は変更できませんので、もし間違っていた場合は、一度削除してから再登録してください。
チェックを入れたりはずしたりすることにより、簡単に通信グループの変更が可能です。
複数の通信グループに帰属することも可能です。
設定内容を確認のうえ「保存する」をクリックしてください。
設定が終了したらログアウトして終了です。
VNETプラスのインストール
すべてのエンドユーザはVNETプラスをインストールする必要があります。
エンドユーザはダウンロードサイトに移動してください。
https://ntm200.com/users/download
対応するOSをクリックしてください。
ここではWindowsのインストール方法を記載します。
ダウンロードされたインストール用ファイル(VNETInstaller.msi)をクリックしてください。
指示に従ってインストールを続けてください。
途中でOSからインストールの許可を求められたら許可してください。
VNETプラスのインストールはすぐに終わります。
続けてYogaDNS(*)のインストールを求められます。
こちらも指示に従ってインストールを継続してください。
インストールが終わるとVNETプラスのアイコンが生成されます。
アプリケーション一覧の中にVNETプラスが表示されますので確認してください。
(*)YogaDNSはVNETプラスを実現するための機能の一部として利用しているアプリケーションです。
VNETプラスの起動
インストールが終わったら、アイコンをクリックしてVNETプラスを立ち上げてください。入力画面が表示されますので以下の情報を入力してください。
VNETオーナーから通知された、オーナー名、ユーザ名、およびパスワードを入力し、ログインできることを確認してください。
ワンタイム認証が指定されていた場合は、さらにワンタイム認証コードを入力する必要があります。
ログインに成功すると画面が遷移し、実IPアドレス、仮想IPアドレス、VNET IDが表示されます。
必要に応じてパスワードをエンドユーザだけが知る内容に変更してください。
STOPをクリックして一度終了させてください。
「パスワード変更」をクリックすると新パスワードを入力する画面に遷移します。
「VNET IDをこのデバイスに紐づける」にチェックを入れると、新パスワードと乱数のハッシュ値が認証サーバに登録されます。
ここでどのような乱数が生成されたかはエンドユーザにはわかりません。
この乱数はご利用中の通信デバイスに記憶されます。
これにより通信デバイスを保持し、かつパスワードを知っている人だけがログインできるようになりますので、セキュリティが向上します。
この場合、別の通信デバイスからはログインできなくなりますから注意してください。
チェックを入れなければ乱数は生成されないので、同じパスワードを使って別の通信デバイスからもログインできます。
ただし、同じVNET IDの装置が同時に立ち上がると動作の保証ができないので注意してください。
パスワードの変更が終わったら、新しいパスワードで再度ログインしてください。
以上でVNETプラスの準備は完了です。
通信相手がどこにいても、同一LAN内の場合と同じ要領で、エンドツーエンド通信が可能になります。
自分自身がどこに移動しても、また通信相手がどこに移動しても、設定変更は不要です。
通信中にネットワークを切り替えても、アプリケーションが途切れることなく通信を継続できます。